morigon4の日記

障害を持つ子供達のことを綴っていきます

小学校とは…2

支援級は1クラス8人までしか入れません。9人目が入れば自動的に2クラスになります。
支援級といっても違いがあります。特に知的級はそれぞれ成長速度が違うので、個々に合わせたカリキュラムを組んでくれます。長女のクラスには5年生が2人いますが、一人は3年生、一人は1、2年生の勉強をしています。同じ歳でも使っているテキストが違います。あとテキストもメーカーによって違いがあるので本人の特性に合った物を選択できます。
そして通常級にも籍がありますが、長女は国語、算数以外は基本的に参加します。ただ、5年生ともなると内容が難しいので授業についていけないこともあります。きつくなった時は先生にSOSカードを提出して支援級に帰ります。それもOKなんです!!本人にとっては逃げ道があることが気持ちの安定に繋がっています。
情緒級は知的に問題がないので、基本的に通常級と同じカリキュラムです。ただ、特性でジッと座ることが出来なかったり、過敏なところがあって集中できない子などが通常級と同じスピードで勉強は進みますが、刺激が少なく落ち着いて学べるような場所になっています。
※情緒級は各学校にあるわけではありません。なので去年まで次男は隣の校区に通っていました。
最後に通級です。私が住んでいるところはかなり少ないです。必ずしも家の近くの学校に通えるとは限りません。実際私は週1で車で片道20分くらいの学校に通っています。朝一の枠に入っていますが校区の学校に着くのは2時間目の終わり辺りです。その為、抜けていた2時間分の補填は無く、勉強したところは私が見ることになります。だからこそ知的に問題がないことが条件なのです。そして通級に行っている時間は遅刻扱いにもちろんなりません。場所が違うだけで勉強はしていますからね!!
通級は先生と話し合い、それぞれの困り感を解消すべくカリキュラムが組まれます。次女はコミュニケーションスキルの向上、アンガーコントロールができるようになる、自分からSOSが出せるようになるを目標にしています。かなり難しい内容ですが気長に見ていきたいと思います。

思い付くままにそれぞれの特長を書き出してみました。言葉足らずな部分があったらすみません。

小学校とは…1

ハンデを持った子は選択肢がいくつかあります。
小学校といっても、通常級、支援級に分かれます。支援級は知的級と情緒級があり、通級もあります。
あとは支援学校です。

それぞれ特長があり、支援学校は主に身辺自立が出来ていない子が通うところです。常に支援が必要であれば支援学校がベストです。1クラス6人で先生が2〜3人で担当します。
地域にある学校は身辺自立が出来ていることが最低条件です。健常児(私はこの言い方は好きではないですが分かりやすいようにあえて使います)は通常級に、知的に問題がなく大人数の中でもある程度やれる子も通常級の判定がでます。しかし、もう少し頑張ろう(コミュニケーションスキルなど)なところがあれば、通常級に在席しながら通級に通う子もいます。
あとは支援級。知的級は名前の通り、知的に遅れがある子が在席し、情緒級は知的には問題はないが、大人数だと刺激が多い為、少人数で勉強をした方がいいといわれた子が在席しています。

就学相談会

年度始めに園に、受ける意思があることを伝えると申込み用紙を頂けます。
親、園、医師、それぞれの書類を提出します。その中に希望日を記入する欄があるので、お仕事をされている方は助かると思います。
大体ですが、7月の下旬から始まります。親と子、専門家との面談や子供の様子を観察されます。専門家は色々です。支援級の先生や、支援学校の方がメインでした。
子供の状態や、親の希望、現在の困り感など細かく聞いて下さいます。
ハンデを持った子達を沢山見てきた先生ですので、安心してお話しして大丈夫だと思います。
その話し合いを経て、11月下旬頃に通知書が園を通して送られてきます。
そこに判定結果が書かれているわけですが、もし希望と違って受け入れられない場合は、再度話し合うことも可能です。
安心して下さい。
私はみんな希望通りだったので、改めて話し合いをしたことはありません。
ただ、選ぶ際にはどうかお子さんの様子に合ったところを選んであげて下さい。
私は支援級の判定に納得いかず通常級に行った子を見たことがあります。クラスで浮き、他の親御さんに抗議されたところも聞いたことがあります。子供だけでなく親も苦しむことになってしまいます。親子で行き場を失い、どうしようもなくなったようです。明るい未来の為に慎重に判断して下さい。

疑問と悔しさ…

子供が4人いると保育園生活も長く、12年間お世話になりました。
私達親子が入園した時、新人だった先生は中堅になり、ベテランの先生は主任になり…家族のように一緒に泣いて、笑って過ごしてきました。そんなこともあり、今でも先生とやり取りをしています。この時期、就学相談会に向けての面談が保育園では行われています。
先生も保育士としての知識、経験はかなり豊富ですが、障害についてはやはり経験が少ないのが実情。そこでよく相談を受けています。
今回は、知的レベルはボーダーラインより少し上の子について。
その親御さんが情緒級はいいけど、知的級は抵抗があるとの事。
私個人の意見として、なんで?が第一声。
小学校は社会へ旅立つ最初の分岐点。かなり大切です。選択を間違えると二次障害を起こしてしまいます。
親の気持ちも体裁も関係ありません。その子にとって何がベストなのか考えて欲しいです。
あくまでも私だったらですが、知的級に入れます。知的級の良さは個人の能力に合わせたカリキュラムを組んでくれる事。ついていけるのであれば情緒級や通常級に変更すればいいだけ。
ハンデを持っている子に初めから高い目標を立ててもクリアーできるはずはなく、大切なのはスモールステップ。
小さな一歩を着実に積み上げて、高い目標に届けばいいんです。
その事に気付いてくれることを祈るばかりです。
※相談は受けますが名前やIQ値等の個人情報は全く知りません。それは保育士にも守秘義務があるからです。そこだけは誤解がないよう書かせて頂きます。

現在の子供達

長男…3月に引っ越しし、小学校は元々2つの中学校に別れる為、元の校区にするか今の校区にするかかなり悩みました。実際、相当な理由があれば校区外の学校に通える為、本人と話し合い今の校区に通うことにしました。新しい環境でも、持ち前の明るいさと優しさで新しい友達が出来ましたし、部活も頑張っています。長男は通常級に在席しています。もちろん担任を始め、各教科の先生にも周知してもらい、今のところは問題なく通っています。

長女…支援級に在席。(知的級)
現在5年生です。入学した当初は問題だらけの毎日でした。交流級に行けず泣いたり、行き渋り、帰宅すると1日20分程の大泣き。現在は国語、算数以外はほぼ交流級で過ごしています。

次男…支援級に在席。(知的級)
実は2年生まで情緒級でした。ただ、集中力がなくスイッチのオン、オフが激しく学力の面で定着を重視し3年生から知的級に変えました。

次女…ピカピカの1年生。通常級に在席。
通級に通っています。SOSを出すことが苦手です。「間違えて当たり前。間違いは誰にでもあること」と教えていますが、分からないことを聞く=負けと思っているようで強がりばかり…手をやいています。

最後は次女

ほんの軽い気持ちでした。
二度あることは三度ある…長女、次男、長男と診断がつき、もしかしたら次女もそうかもしれない…そう思って受診しました。結果はADHDの疑いがある。ただ3歳だったので、経過観察でいいだろうと言われました。
年一で検査を受けていき、年長さんでは就学相談会がある為、診断をつけてもらうことに…
ADHDASDの疑い。次女は混合型。
※就学相談会とは…簡単に言うと年長児の時に小学校やどこのクラスに所属するかを決める為、親子と教育委員会との話し合いの場です。
詳しいことは別の機会に書きたいと思います。

次は長男

現在中1の長男。問題行動が始まったのは小1。色んなことをやらかしてくれました。問題行動は親の関心を引く為等、ネットには書かれていたので褒め方、叱り方の試行錯誤。しかし一向に治らず…
それまで検診などで指摘されることもなく、正常ですと言われていたが、あまりに続くので4年生の時、病院を受診することに…結果はADHD。不注意優勢だが、衝動性も持っています。
次男も同じ診断なら分からなかったの?と言われると…
ただ同じ診断名でも、十人十色。その子の特性は千差万別。個性と同じ。
言い訳に聞こえるかもしれませんが、子供達と向き合ってきたからこそ言えることです。